津軽のお寺 専求院

お寺と蕎麦

医食同源

お蕎麦屋さんの名前の最後に○○庵と付くのは寺が関係しているからです。

庵とは僧侶が修行や寝起きをする場所のことを指します。

?昔、浅草に称往院というお寺がありました。その中に道光庵があり、その庵主である道光という僧侶が、寺に参詣しに来た人に、自分で打ったそばを振舞ったところ、大変おいしかったことから評判となり、そば目当てに大勢の参詣客が道光庵に押しかけるようになりました。

以来、道光庵にあやかり、蕎麦屋に「庵」を付けるようになりました。 

この寺の僧侶は代々信州松本の出身で蕎麦打ちの名人だったそうです。

このように日本寺院といえば精進料理など身体に良い健康的な食事が基本にあり、しかも蕎麦はとてもお寺に縁が深いものであります。

そこで、青森県内で美味しい蕎麦を紹介したいと思います。

今回紹介するのは映画百年食堂の舞台になった三忠食堂です。

『美味しんぼ』記念すべき第100巻でも、ここの津軽そばが紹介されるなど有名な食堂です。

昔、小麦が高価で貧しかった津軽の人々は生活の知恵で大豆粉を使ったのが津軽そばの始まりです。

いわゆるぷつぷつ切れる蕎麦です。
津軽人にとって、とても懐かしい食感で、そうそうこれこれと言う根強いファンがいまだに
多いです。
私もその一人です。

なにか懐かしい佇まい。

昔から変わらぬ懐かしの津軽そば。

よけいなものを含まないシンプルなお蕎麦。

まさに医食同源ですね。

合掌。

 

 

専求院 お問い合わせ