ペット供養。
先日、お寺の近所の方がペットを亡くし、供養のお参りにいらっしゃいました。
とてもかわいいインコで、約50年一緒にいたそうです。
家族であるペットが最期をむかえたとき、わたしたちは悲しみと共にご供養の仕方をわかっていたようで、わかっていなかったことに気づかされます。
?大事な家族の一員であるペットは、人と同じように供養していいのでしょうか。
もちろんです。
浄土宗には古くからペットを供養する伝統があります。
東京に回向院という浄土宗のお寺があります。江戸時代、徳川家綱公の愛馬が亡くなり、将軍の命でその遺骸を回向院に葬ることになりました。
当時の信誉貞存上人は馬頭観世音菩薩像を刻み、その供養をしました。(浄土宗ホームページより)
それ以来、浄土宗では大事な家族であるペットのご供養をしているのです。
供養と言う漢字は「人」「共」「養」と言う字が組み合わさって出来ています。
これらから故人或いは亡くなったペットを偲ぶといったイメージはないように思います。
どちらかと言うと生きている私たちが亡き人(ペット)を思って共に成長して行く、と言う意味にも解釈できるような気がします。
別れはつらく悲しいものですが、そこからこれからの生き方を見つめ直す。
供養の解釈の1つだと思います。
読んでくださってありがとうございました。
合掌。