津軽のお寺 専求院

恵みの雨。

暑い日が続いている弘前です。
やっと夏到来。
5月の時はどうなることやらと思っていましたが、弘前も夏の日差しが眩しくなってきました。

昨日は30℃、今日は28℃の予想のようですが、ここらで一雨欲しいものです。

さて、そろそろ梅雨入りの弘前ですが、雨季ではなく「梅雨」というところが奥ゆかしくて大好きです。

個人的には雨が大好きなのですが、災害などを引き起こすこともある雨。
地域によっては大変なようです。
とはいえ、雨は天から授かる恵みの雨でもあり、上手に過ごしたいものです。

6月は「水無月」。

雨の季節なのに、何故水が無い月なのでしょう。

実は「無」の文字が「の」を表していて「水の月」という意味だそうです。
でもこれは雨をさしているのではなくて、田んぼに水を張る時期だからだそう。

雨といえば、仏教にも「法雨」という言葉があります。
これはお釈迦さまの慈悲が世界を救うこと。雨が万物を潤すことを例えた言葉です。

雨は乾ききった大地に潤いを与えてくれます。
しかも時を選ばず、場所を選ばずに。

お釈迦さまの教えも同じです。

煩悩の炎が出ている時に、お釈迦さまの教えが雨の様に降り注いで消してくださるのです。
しかもあらゆる人々の苦悩に、選り好みせずに。

この雨は甘露の法雨ともよばれ、いつでも私たちに振りそそぎ、そして心も晴れて青空のように澄み渡ることでしょう。

合掌。

暑い日の雨の写真はいいですね?。

 

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